アレルギー関連の病気|中野富士見町サニークリニック|中野富士見町駅|内科・消化器内科

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アレルギー関連の病気

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その他の病気

痛風

血液中の尿酸という物質が関節に付着することで炎症を起こし、その部分に強い痛みを起こす病気です。最も起こりやすい部位は足の親指の根本付近です。炎症が起きると腫れて赤くなり、強い痛みが生じます。炎症は1週間もしくはそれ以上の期間続きます。一般的に血中の尿酸値が高い方ほど痛風が起こりやすいですが、個人差も大きく、尿酸値が7.2位で起こる場合もある一方で、尿酸値が9以上あっても痛風の起こらない方もいます。痛風を発症した場合は、すぐに尿酸値を下げる薬を使うのではなく(炎症のある時に尿酸の薬を使うと炎症がかえって悪化する場合もあるからです)、まずは鎮痛剤(ひどい場合にはステロイドも)を用いて痛みを緩和する治療を行います。そして痛み、炎症が収まった後は、痛風の再発を防ぐために尿酸値を下げる治療が必要です。

普段から血中の尿酸値が高いケースを高尿酸血症と呼びます。望ましい尿酸値は7.0未満です。8.0以上の場合や、7台でも痛風発作を起こしたことのある方には、内服薬による治療をお勧めしています。もちろん、飲酒(ビールだけがいけない訳ではなくアルコール全般)や食事の影響も大きい病気なので、食事療法も重要です。

なお、血中尿酸が高値になると、腎臓に悪影響を与えることが知られています。痛風腎と呼ばれます。そういった意味でも血中尿酸値の管理は必要と言えるでしょう。

慢性的な頭痛(習慣性頭痛)

日頃から頻繁に起こる慢性的な頭痛を習慣性頭痛と呼びます。少し紛らわしいのですが、一般の方が「へんずつう(片頭痛)」と呼んでいるものは、この「習慣性頭痛」に相当します。この習慣性頭痛にはいくつかのタイプがあり、そのうちの一つに「片頭痛」と呼ばれるタイプがあります。その他に「緊張型頭痛」、「群発頭痛」、「薬剤乱用性頭痛」などのタイプがあり、これらも習慣性頭痛つまり慢性的な頭痛の原因となります。タイプごとに治療法・対処法が違ってくるので、これらの鑑別は重要です。

この中で比較的頻度が高いのは、緊張型頭痛と呼ばれる、肩こりや首・頭の周りの筋緊張に伴って起こる頭痛です。痛みの強さは本物の片頭痛ほど強くないことが多く、頭重感やじんわりした痛みが続きます。カロナール、ロキソニン、イブプロフェンなどの一般的な鎮痛剤を使って対処します。
一方、片頭痛は頭の片側に起きる拍動性の頭痛です。痛みが始まると、歩行などちょっとした動作によって強まることが多いので、仕事や家事を行うのがつらく、寝込んでしまうこともあります。一般の鎮痛剤で収まらないことも多いので、トリプタン系と呼ばれる薬が使われます。トリプタン系は片頭痛に対して非常に有効ですが、緊張型頭痛などには無効なので、頭痛タイプの鑑別が重要です。

注意が必要なのは薬剤乱用性頭痛と呼ばれるタイプで、これは各種頭痛薬を頻繁に使ううちに頭痛薬自体が痛みの原因となってしまう頭痛です。頭痛薬の過剰使用によって起こる病気といえ、頭痛治療する側としても注意しなければならない病気です。

貧血

医学的には、血液の中の赤い成分(血色素(ヘモグロビン)と呼ばれます)が不足した状態のことを、こう呼びます。血色素は酸素を運ぶ役割を担っているため、これが不足すると、階段昇降時や運動時に息切れなどの症状を起こします。ただし、徐々に進行する場合には自分で気付かないことも多く、健診で指摘されてはじめて知ることも多いです。色々な原因で起こりますが、女性の場合では、血色素の原料となる鉄分が不足することで起こる鉄欠乏性貧血が大部分を占めます。月経時出血で失われる鉄を補いきれないために起きるもので、鉄剤の内服で改善します。

なお、一般の会話で用いられる「貧血」という言葉は、立ち上がる時のめまい・ふらつき感や、立位を続けた時に気分不快を指すことが多いですが、これは医学的には「立ちくらみ」に相当します。心臓から脳へ向かう血流が一時的に不足するために起こる現象です。言葉が紛らわしいのですが、血色素(赤い成分)の不足とは違う原因で起こるもので、混同しないように注意が必要です。対応法も、医学的な貧血とは異なります。

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